米ニューヨーク大学教授でルービニ・マクロ・アソシエーツの経営者であり著名エコノミストとして知られる
ヌリエル・ルービニ氏
はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、米国市場では経済がハードランディングに向かっているとの見方から
はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、米国市場では経済がハードランディングに向かっているとの見方から
積極的な利下げ
を織り込んでいるが、悲観的になり過ぎていると指摘した。
を織り込んでいるが、悲観的になり過ぎていると指摘した。
ルービニ氏は2008年の金融危機を事前に警告し「ドクタードゥーム(破滅博士)」の異名があるが、「景気減速の重大な証拠はいくつかあるが、データが近い将来のハードランディングを示唆しているとは思わない」と述べ、どちらかといえば、「経済には力強さがある」と述べた。
2日発表の雇用統計が雇用者数の急減速を示し、市場は連邦公開市場委員会(FOMC)が年内に約100ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利下げを実施すると織り込んでいる。
ルービニ氏は市場はリセッション(景気後退)に神経をとがらせているが、市場の予測は過去に間違ってきたと指摘する。
「株式市場のリセッション予想は10回のうち当たったのは3回程度だ。債券市場や逆イールドについても同じことが言える。市場はFOMCについてさえ間違ってきた」と続け、「経済状況や金融政策の行方に関して、市場はしばしば間違えている」と語った。