ロシアのプーチン大統領が7日、2022年の侵攻以来で最大規模となっているウクライナ軍によるロシア軍への越境攻撃について国防と安全保障のトップを招集して説明を求めた。
ゲラシモフ参謀総長はテレビ放映されたプーチン大統領との会議で、兵士約1000人のウクライナ軍が国境を越え、ロシア西部クルスク州の制圧を目指して攻撃したと述べた。
また、ロシア軍は部隊を派遣し、空爆と大砲を用いて「領土への深い進軍」を食い止め、攻撃を終わらせるために戦闘を続けていると続けた。
また、ロシア軍は部隊を派遣し、空爆と大砲を用いて「領土への深い進軍」を食い止め、攻撃を終わらせるために戦闘を続けていると続けた。
ウクライナ軍がクルスク州スジャを制圧したとの軍事ブロガー「ライバー」のリポートが、投資家に波及して
欧州天然ガス価格
が大幅上昇した。
スジャはウクライナ経由で欧州に送られる天然ガスの積み替え地点となっており、施設に被害が出れば輸出が停止するためだ。
ただ、このリポートは独立的な検証が行われていないため状況は不明。
欧州天然ガス価格
が大幅上昇した。
スジャはウクライナ経由で欧州に送られる天然ガスの積み替え地点となっており、施設に被害が出れば輸出が停止するためだ。
ただ、このリポートは独立的な検証が行われていないため状況は不明。
ロシアの国営ガスプロムはメディアの取材等に対してはコメントを控えた。
また、ウクライナ国防省もコメントしなかった。
これより先、ガスプロムが毎日発表するリポートでは、天然ガス輸送は通常レンジ内となっており影響は見られない。
一方でウクライナの輸送システム会社によれば、現地時間午後1時(日本時間8日午前1時)現在、同国経由の輸送は正常に続いている。
また、ウクライナ国防省もコメントしなかった。
これより先、ガスプロムが毎日発表するリポートでは、天然ガス輸送は通常レンジ内となっており影響は見られない。
一方でウクライナの輸送システム会社によれば、現地時間午後1時(日本時間8日午前1時)現在、同国経由の輸送は正常に続いている。
ウクライナは3年目に突入したロシアによる侵攻から防衛を続けると同時に、ロシアの
戦争能力
をそぎ落とすことを目的に、インフラや産業・軍事施設を標的にドローン攻撃を実施しロシア軍の兵站線を寸断する作戦を継続してきた。
これまでで最も大胆な行動といえるクルスク州への越境攻撃は、プーチン大統領との戦争をロシア領内に押し戻すとともに、一般ロシア人の安全を保証するとしたプーチン氏の主張を損なう恐れがある出来事で、対応次第では情報部門の離反を招き、プーチンの権力基盤が消えかねない恐れもある。
戦争能力
をそぎ落とすことを目的に、インフラや産業・軍事施設を標的にドローン攻撃を実施しロシア軍の兵站線を寸断する作戦を継続してきた。
これまでで最も大胆な行動といえるクルスク州への越境攻撃は、プーチン大統領との戦争をロシア領内に押し戻すとともに、一般ロシア人の安全を保証するとしたプーチン氏の主張を損なう恐れがある出来事で、対応次第では情報部門の離反を招き、プーチンの権力基盤が消えかねない恐れもある。
ロシアは7日発効でクルスク州に緊急事態を宣言した。
同州の知事代行、アレクセイ・スミルノフ氏はソーシャルメディアのテレグラムで、ウクライナによる攻撃がもたらした「影響を排除する」ことが目的だと説明したが攻撃が続けばロシア保守派内部の政治闘争や軍と情報機関との間の利権闘争も激化する可能性がある。
同州の知事代行、アレクセイ・スミルノフ氏はソーシャルメディアのテレグラムで、ウクライナによる攻撃がもたらした「影響を排除する」ことが目的だと説明したが攻撃が続けばロシア保守派内部の政治闘争や軍と情報機関との間の利権闘争も激化する可能性がある。