民泊仲介の米エアビーアンドビーの株価が6日の米株式市場時間外取引で一時、14%余り急落した。同社は米国人旅行者の需要鈍化を警告し、3四半期連続で失望を誘う業績見通しを示した。夏の繁忙期でも旅行支出の勢いは先細りが続くことを示唆した。
同社は株主宛ての書簡で、重要指標である宿泊・体験予約数の伸びが7−9月(第3四半期)に「連続で鈍化」するとの見通しを示した。4−6月(第2四半期)は8.7%増にとどまり、投資家の予想を下回った。7−9月期の伸びはさらに鈍化する見込み。アナリスト予想は11%増だった。
同社は書簡で最近の予約動向について「世界的に予約のリードタイムが短くなっており、米国のゲストからの需要が鈍化している兆候も見られる」と説明した。
なお、中南米とアジア太平洋地域は引き続き急成長地域だと付け加えた。
なお、中南米とアジア太平洋地域は引き続き急成長地域だと付け加えた。
7−9月期の売上高は36億7000万−37億3000万ドル(約5300億−5400億円)を見込む。
ただ、アナリストのコンセンサス予想の38億4000万ドルを下回った。
ただ、アナリストのコンセンサス予想の38億4000万ドルを下回った。
4−6月期の売上高は予想を上回り、11%増の27億5000万ドルだった。
宿泊予約は8.7%増で、アナリスト予想の9.8%増には届かなかった。
宿泊予約は8.7%増で、アナリスト予想の9.8%増には届かなかった。