世界的な株安・債券高となる中、銅や金、原油などの
コモディティー(商品)
が急落している。
利益を上げている取引を現金化し、工業用原材料市場で新規の売り持ちを立てる動きが加速している影響だ。
が急落している。
利益を上げている取引を現金化し、工業用原材料市場で新規の売り持ちを立てる動きが加速している影響だ。
ロンドン金属取引所(LME)では銅が3.8%下落し、貴金属では約7%安の銀が下げを主導している。
ただ、原油先物は一時2%余り下落したが、その後は下げ幅を縮小している。
ただ、原油先物は一時2%余り下落したが、その後は下げ幅を縮小している。
米経済の悪化を示唆する統計を受け、売りが殺到した。
待ち望まれていた米金融緩和への転換が、米国内外の景気悪化を防ぐには遅過ぎるのではないかとの懸念も広がっている。
待ち望まれていた米金融緩和への転換が、米国内外の景気悪化を防ぐには遅過ぎるのではないかとの懸念も広がっている。
銅のように産業サイクルと連動している商品にとって、ハードランディングのシナリオは、今年の世界的な需要急増を予想した強気派には新たな圧力となる。
また、手じまい売りで価格は5月のピークからすでに20%余り下落し、5日の新たな売りで約4カ月ぶりの安値を付けた。
商品市場全体で経済成長への懸念が広がり、ヘッジファンドは主要商品先物のバスケットに対し2016年以来となる弱気に転じた。
また、手じまい売りで価格は5月のピークからすでに20%余り下落し、5日の新たな売りで約4カ月ぶりの安値を付けた。
商品市場全体で経済成長への懸念が広がり、ヘッジファンドは主要商品先物のバスケットに対し2016年以来となる弱気に転じた。
ひとこと
円安・低金利という魔法の資金が国際資本に提供され続けてきたが、ここに来て日銀がやっと異次元の金融政策からの転換として、利上げに舵を切ったことで、安価な資金を利用してきた国際資本も円高の直撃を受け、資金の活用制限が現実化したことで利用を差し控えてきており、商品市場には逆風となってきた。
日本経済の力をすり減らす効果しかない異次元の金融政策の愚かさで日本国民の保有していた資産の目減りは著しく輸入物価特の資源価格や穀物の上昇による費用の支払いが激増し、物流コストも跳ね上がり企業の懐を直撃してきた。