ウクライナ軍参謀本部は3日、ロシアの実効支配下にあるウクライナ南部クリミア半島の
セバストポリ港
を攻撃し、ロシア黒海艦隊の潜水艦「ロストフナドヌー」を沈没させたと発表した。
発表では「(露軍にとって)ウクライナの領海である黒海に安全な場所がないことを再び証明した」と続けた。
軍参謀本部が交流サイト(SNS)で公表した内容によると、攻撃が行われたのは2日のこと。
潜水艦のほか、防空システム「S400」の発射装置4基にも重大な損傷を与えたという。
ロストフナドヌーは2014年12月に就役した潜水艦で
巡航ミサイル「カリブル」
を運用できる4隻のうちの1隻だという。
23年9月、ウクライナ軍がミサイル攻撃で被害を与えて以降、港で修理が行われていた。
露国防省はロストフナドヌーの状況について言及していない。
ウクライナ軍は今月2日夜以降、露南部ロストフ州モロゾフスクの飛行場の弾薬庫のほか、ベルゴロド、クルスク、ロストフ各州の石油貯蔵施設などを攻撃したと発表した。
この攻撃には長距離ドローン(無人機)を使ったとみられている。