カナダ銀行(中央銀行)は24日、2会合連続で政策金利を25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き下げ4.5%とした。
また、インフレ懸念の後退に伴い、追加利下げの可能性も示唆した。
マックレム総裁は記者会見向けの原稿で「目標が視界に入っていることに加え、経済における過剰供給が増えており、金融政策審議において下振れリスクの比重が高まっている」と指摘した。
また、追加利下げを見込むことは「妥当」との考えを改めて表明した。
今後の政策決定は「会合ごとに」判断していくとし、あらかじめ定められた利下げ軌道にあるとの見方は退けた。
今後の政策決定は「会合ごとに」判断していくとし、あらかじめ定められた利下げ軌道にあるとの見方は退けた。
なお、カナダの経済状況から、事前の調査でも利下げは広く予想されており、想定の範囲内であった。
中銀当局者は潜在成長率を下回る経済動向により今後もインフレ鈍化が続くとみており、むしろ
景気の逆風
に関する議論が増えていると述べた。
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