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2024年07月24日

ティファニーNY旗艦店、販売員が競合に流出 LVMH傘下で混乱も

 仏高級ブランドグループ、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトン
   ティファニー買収
で世界有数の宝飾品販売大手に躍進したが、取得から3年、業界最高額となる160億ドル(現在のレートで約2兆5100億円)をつぎ込んだ大型買収は、計画通りには進んでいないという。  

 宝飾品業界は減速が鮮明となっており、ティファニー店舗は、野心的な目標を達成できずにいる。
 
 LVMHのベルナール・アルノー会長はブルームバーグ・ビジネスウィーク6月号のインタビューで、ティファニー再建について「すぐには成し遂げられない」と発言したうえ、忍耐が必要だとの考えも示した。

 LVMH傘下でティファニーの売上高は伸びたが、最近退社した従業員の一部は、達成不可能とされる売上高目標を設定していたと明かした。
 
 関係者によれば、従業員は以前より
   低いコミッション
しか受け取れず、そのため一部は上客の一部を連れて高級ブランドの競合リシュモン傘下のカルティエやハリー・ウィンストンなど競合他社に移籍した。

 ティファニーがLVMH傘下の体制へと軌道修正する中で、販売員の流出により混乱が広がっているという。

 ニューヨーク市マンハッタンにあるティファニー旗艦店は、同社の年間売上高の約1割を占める。
 このため、同店舗での目標未達は成長見通しの足かせとなりかねない。 
 ティファニーの広報担当者は声明で、LVMHによる買収以降、ニューヨーク旗艦店の売上高は4倍に増えたと説明した。
 2023年4月のリニューアルオープンから24年5月まで、LVMHの単一ブランド店の中で「最も高い収益を上げている」と続けた。

 LVMHは23年4月、約3億5000万ドルをかけて改装した旗艦店の名称を「ザ・ランドマーク」に変更したが、タイミングが悪い時期に重なった。
 ティファニーの顧客は新型コロナウイルス禍後の消費ブームに乗っていたが、ここにきてインフレが売上高を下押ししている。
 ティファニーはまた、カルティエなど競合勢に市場シェアを奪われている。
 
 調査会社ユーロモニター・インターナショナルの直近データによると、2023年の高級宝飾品ブランド市場におけるティファニーのシェアは前年比で約0.7ポイント低下した。
 一方、カルティエは同期間に市場シェアを4ポイント伸ばしている。

   
posted by まねきねこ at 10:58| 愛知 ☁| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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