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2024年07月18日

トランプ氏をかつてのライバルが称賛、共和党全国大会で団結演出

 ヘイリー元国連大使はかつて、トランプ前米大統領を「完全に常軌を逸している」「落ちぶれている」などと評した。
 また、フロリダ州のデサンティス知事は、前大統領は自分に「従属する」なら最も「価値のない共和党員」でも受け入れるだろうと述べていた。

 そして16日、彼らは、トランプ氏こそが次期大統領に最もふさわしい人物だと主張を大きく変えている。

 ウィスコンシン州ミルウォーキーで開催されている共和党全国大会では、大統領選の党候補指名をトランプ氏と争っていたライバルたちが次々と登壇し、かつて
   「あざけりの対象とした人物」
を支持して見せた。
 トランプ氏が堅く掌握している党内で、自分たちの将来を確保するために必要な、忠誠心を公に示すパフォーマンスだった。

 この夜、トランプ氏は、バイデン大統領を打ち負かす挑戦をする上で、最も忠実な支持者層以外にも支持を広げるチャンスを得たことになる。
 2016年大統領選で候補指名を争ったルビオ上院議員とクルーズ上院議員とともに、今回の指名争いの対抗馬も出席したことは、共和党がトランプ氏の完全な支配下にあることを示す明白な証しだった。

 トランプ氏はここ数カ月、共和党全国委員会の共同委員長に義理の娘を据えるなど、その影響力を誇示してきた。

 また、13日のトランプ氏暗殺未遂事件を受けての結束の呼びかけは、共和党へのものであり、国全体に対するものではないことも明確になった。
 
 ヘイリー氏は「私たちはより大きな存在であるときにより良い」と語り、より多くの有権者を共和党側に引き入れるよう呼びかけた。
 また、他の登壇者たちは、バイデン氏が不法移民や医療用麻薬「フェンタニル」といった問題を制御できていないと非難した。

 ヘイリー氏は当初、大会で演説する予定ではなかった。
 しかし、同氏とトランプ氏の両チームがこの数日で調整した結果、演説を引き受けることに同意したものだ。
 拍手とブーイングの中、ステージに上がったヘイリー氏は、トランプ氏が「団結」の名のもとに彼女を演説に招待したと伝えた。

 ヘイリー氏は「私たちの国のため、私たちはトランプ氏を支持しなければならない」と述べ、トランプ氏への支持を力強く表明した。
 トランプ氏は副大統領候補のバンス上院議員の隣の席から立ち上がってみせた。

 ヘイリー氏が自分とトランプ氏の相違点を指摘すると、トランプ氏は、「意見が合わないことよりも意見が一致することの方が多い。米国を強く保つことについては意見が一致している」と応じた。

 また、ロシアのプーチン大統領がウクライナを攻撃しなかったのは、当時大統領だったトランプ氏が強硬な姿勢を取ったからだとヘイリーが指摘すると、トランプ氏は「true(真実)」と口走ったようにも徴収には見えただろう。
 予備選挙中、ヘイリー氏はトランプ氏とウクライナ問題で対立し、米国によるウクライナ政府への支援継続を支持していた。

 トランプ前政権下で国連大使を務めたヘイリー氏は、演説はトランプ前大統領を支持することに今も懐疑的な有権者を対象としたものだと述べた。

 ヘイリー氏は「私のメッセージは単純だ。トランプ氏に100%賛同する必要はないが、彼に投票する必要がある」と訴えた。

 デサンティス氏はヘイリー氏の後で登壇し、有権者に「第45代アメリカ合衆国大統領、第47代大統領に」投票するよう呼びかけた。
 また、デサンティス氏は党大会でアイオワ州の共和党員と会談した。2028年に実施される第48代大統領選への出馬を決めた場合、候補指名争いで早い時期に党員集会が行われる同州を味方につけるためだ。

 登壇者たちは、この日のテーマである「米国を再び安全に」というテーマに次々と触れた。
 バイデン氏の移民政策を繰り返し批判し、大統領を終末論的な言葉で表現した。国境を越えてやって来る人身売買業者、麻薬組織、テロリストの問題がバイデン氏によるものだと糾弾する動画も流された。

 クルーズ氏は「私たちは南の国境からの侵略に直面している。比喩的な意味ではなく、文字通りの侵略だ」と聴衆に呼びかけた。

 移民の急増は、バイデン政権にとって最も厄介な課題の一つとなっている。
 有権者にとって決定的な問題であると世論調査が示すこの危機に、共和党は飛びついた。
 トランプ氏の呼びかけを受け、国境警備の強化を目的とした超党派の上院妥協案を拒否し、バイデン大統領の政治的勝利を阻んだ。

 バイデン氏はその後、亡命を求める移民の流入を阻止するための別の制限を導入し、国境取り締まりを強化するための措置に踏み切った。

 トランプ氏は当選した場合、大量国外追放を含む、米国の法律の限界を試すような広範な移民改革を実施すると明言している。
 選挙キャンペーンの中で、トランプ氏は移民によるものとされる凶悪犯罪を取り上げ、「バイデン移民犯罪」と呼ぶなど扇動政治による独裁政治が復活しそうな流れだ。
 
    
posted by まねきねこ at 07:00| 愛知 | Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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