野村ホールディングス(HD)は、アジアの投資銀行チームを再編し、人員削減に動く。
中国と香港でのディール落ち込みに伴う
コスト削減
の一環という内部文書の内容を広報担当者が確認した。
コスト削減
の一環という内部文書の内容を広報担当者が確認した。
この内部文書によれば、日本を除くアジアの投資銀行責任者を2年余り務めた
パトリック・クワン氏
が退職、東南アジア部門責任者のジュワラント・ナナバティ氏が後任を兼務する。
パトリック・クワン氏
が退職、東南アジア部門責任者のジュワラント・ナナバティ氏が後任を兼務する。
なお、この情報が非公開となっていることを理由に複数の関係者が匿名を条件にメディアの取材で語った内容が市場に流れ出しており、今回の幹部交代は、少なくとも3人のマネジングディレクターを含む約10人のバンカーが関わる今週の人員削減と同時に実施されると見られる。
また、オーストラリア部門の最高経営責任者(CEO)で、投資銀行責任者を務めるアンドルー・マクゴニガル氏が、アジア地域の
投資銀行共同責任者
を7月17日付で兼務することも分かった。
また、オーストラリア部門の最高経営責任者(CEO)で、投資銀行責任者を務めるアンドルー・マクゴニガル氏が、アジア地域の
投資銀行共同責任者
を7月17日付で兼務することも分かった。
中国経済の成長が失速し、共産党による
経済統制が強化
される状況で、モルガン・スタンレーとゴールドマン・サックス・グループ、JPモルガン・チェースを含むグローバルバンクや投資銀行も過去2年の間に香港と中国で人員の合理化に動いた。
経済統制が強化
される状況で、モルガン・スタンレーとゴールドマン・サックス・グループ、JPモルガン・チェースを含むグローバルバンクや投資銀行も過去2年の間に香港と中国で人員の合理化に動いた。
野村HDでは今年5月、2031年3月期に税引き前利益5000億円超えを達成し、24年3月期の実績との比較で、利益をほぼ倍増させる目標を掲げた。