米国株式市場で最もリスクの高い一角が新型コロナ禍以来となるペースで上昇している。
6月の米消費者物価指数(CPI)発表でリスクオンと市場がシフトする中で、トレーダーが利下げ予想を前倒ししていることが背景とした動きが強まっている
中小型株で構成されるラッセル2000指数は過去5営業日で約10%上昇した。
一方で同期間にS&P500種株価指数は1.4%の上昇にとどまり、テクノロジー銘柄の比重が高いナスダック100指数は0.4%下落している。
さらに、ラッセル2000に連動する最大の上場投資信託(ETF)は先週、株式ETF全体の中で2番目に大きな資金流入を記録した。
一方で同期間にS&P500種株価指数は1.4%の上昇にとどまり、テクノロジー銘柄の比重が高いナスダック100指数は0.4%下落している。
さらに、ラッセル2000に連動する最大の上場投資信託(ETF)は先週、株式ETF全体の中で2番目に大きな資金流入を記録した。
これは、先週初めの時点では年初来で横ばいだったラッセル2000にとって大きな転換となる。
こうした動きは、先週発表された6月CPIなど、最近の経済指標でインフレ抑制の進展が示されたことが契機とし、投資家が資金をシフトし始めた流れを作り出しているようだ。
6月CPIを受けて米2債利回りは急低下し、市場の利下げ予想も前倒しされた。
6月CPIを受けて米2債利回りは急低下し、市場の利下げ予想も前倒しされた。
中小企業は一般的に大企業よりも債務負担が重いため、金利の影響を受けやすいためこれまでは安価なまま資金の流入が止まっていた。
また、大手投資会社の資金の大きさからは見れば、タコ足にもなりかねず、労力に比較して稼ぎが低いため手を付けていないということもある。
また、大手投資会社の資金の大きさからは見れば、タコ足にもなりかねず、労力に比較して稼ぎが低いため手を付けていないということもある。