前代未聞の出来事が相次いでいる米大統領選挙において、過去の大統領選挙と同様に米国の資産家など支援者からの献金が増えており、バイデン大統領、トランプ前大統領の両陣営に流れ込んで派手な選挙戦が繰り広げられている。
13日に銃撃を受けたトランプ氏のもとには大手の投資顧問会社を率いる投資家やスタートアップ時に支援を受けてきた企業経営者などから多くの資金が集まっている。
その筆頭は資産家イーロン・マスク氏でトランプ氏の選挙戦を支えるスーパー政治活動委員会(PAC)へ毎月4500万ドル(約71億3300万円)を献金すると約束した。
その筆頭は資産家イーロン・マスク氏でトランプ氏の選挙戦を支えるスーパー政治活動委員会(PAC)へ毎月4500万ドル(約71億3300万円)を献金すると約束した。
バイデン氏は先月行われたトランプ氏との最初のTV討論会では呂律が回らず精彩を欠き、選挙戦からの撤退を求める声が出たにもかかわらず、6月27日の討論会から同月末までに自らの陣営と民主党のために3800万ドルを集めている。
民主党の大口献金者はバイデン氏のために結集しているが、反トランプ政治への支援といった見方が主流だ。
ヘッジファンドマネジャーのジョージ・ソロス氏は、バイデン氏を支援する
ヘッジファンドマネジャーのジョージ・ソロス氏は、バイデン氏を支援する
主要スーパーPAC「フューチャー・フォワード」
に討論会翌日に500万ドルを献金した。
また、グーグルの元最高経営責任者(CEO)
また、グーグルの元最高経営責任者(CEO)
エリック・シュミット氏
や不動産デベロッパーの
ハーバート・サイモン氏
も最近、バイデン陣営と民主党に大口献金を行っている。
ただし動画配信サービス、米ネットフリックスの
リード・ヘイスティングス氏
のように、他の有力候補者が出ない限り献金を控えているという人も多く存在し、トランプ候補に対抗できる民主党の候補者との入れ替わりができれば、民主党支持者の献金は爆発的に増えることも予想される。
リード・ヘイスティングス氏
のように、他の有力候補者が出ない限り献金を控えているという人も多く存在し、トランプ候補に対抗できる民主党の候補者との入れ替わりができれば、民主党支持者の献金は爆発的に増えることも予想される。
当局への15日の届け出によれば、バイデン氏と民主党が集めた資金は4−6月期(第2四半期)に2億6300万ドルで、手元の資金は計2億4000万ドルという。
6月ではバイデン氏が1億2700万ドルに対し、トランプ氏は1億1200万ドルと、大きな開きはなかった。
6月ではバイデン氏が1億2700万ドルに対し、トランプ氏は1億1200万ドルと、大きな開きはなかった。
トランプ氏と共和党全国委員会(RNC)が調達した資金は5月に3億3100万ドルだ。
ただ、選挙と絡んだトランプ氏の裁判費用に用いられている弁護士費用が流れ出しているためか、手元の資金は明らかにしていない。
トランプ陣営および共和党にはオンライン経由の献金のほか、日本の異次元の金融政策で低金利の資金の活用や日本企業等への株式の購入などを通して、最大の恩恵を受けているとも見られているブラックストーンの
ただ、選挙と絡んだトランプ氏の裁判費用に用いられている弁護士費用が流れ出しているためか、手元の資金は明らかにしていない。
トランプ陣営および共和党にはオンライン経由の献金のほか、日本の異次元の金融政策で低金利の資金の活用や日本企業等への株式の購入などを通して、最大の恩恵を受けているとも見られているブラックストーンの
スティーブン・シュワルツマンCEO
チャマス・パリハピティヤ氏
も大口献金を行った。