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2024年07月17日

NY株続伸、小型株が群抜く10年ぶり快挙

 米国株式相場は16日、米金融当局が近く利下げを開始するとの見方から、市場でリスクがより高い一角が買われ続伸し、S&P500種株価指数は再び最高値を更新した。

 S&P500種は今年に入って38度目の最高値更新となった。
 小型株で構成するラッセル2000指数は3.5%上昇し、5営業日の値動きとしては2020年4月以来の大幅高を記録した。
 一方、大型ハイテク銘柄で構成するナスダック100指数はほぼ変わらずで引けた。

 金融機関の決算も注目され、バンク・オブ・アメリカ(BofA)は上昇した。
 純金利収入が10−12月(第4四半期)までに増加するとの見通しを示した。
 モルガン・スタンレーはトレーディング収入が前年同期比で予想以上の増加となったものの、ウェルスマネジメント事業の収入は振るわなかった。
 チャールズ・シュワブは利益を守るために事業を縮小せざるを得ないと警告した。

 先週に低調なインフレデータが公表されて以降、「安全」な大型株から資金が流出し、小型株に流入するパターンが続いている。
 ラッセル2000のリターンは過去4営業日にナスダック100を12ポイント近く上回っている。
 これは2011年以来の快挙となった。
 エヌビディアのような企業がダラー・ツリーと同じ比重を持つ均等加重指数バージョンのS&P500種は、本指数を上回った。
 均等加重指数は大型株上昇の影響を受けにくいため、上昇が広がるとの期待を投資家にもたらしている。

 なお、株価上昇が広がりつつあることは明るい兆しと受けとめられるが、こうした短期間での上昇は
   過熱の兆候
を示していることにもつながる。
 ラッセル2000はわずか5日間で10%余り値上がりしており、昨年12月以来の買われ過ぎ水準に達している。

   
posted by まねきねこ at 06:27| 愛知 ☁| Comment(0) | マーケットの動き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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