フロリダ州の連邦地裁アイリーン・キャノン判事は15日、トランプ前大統領が機密文書を不適切に所持・管理していたとされる裁判で、捜査を率いたスミス特別検察官の任命を違憲だと判断し、起訴取り下げを指示した。
キャノン判事が下した今回の判断でトランプ氏の刑事裁判4件のうち一つが消滅した。
ホワイトハウス返り咲きを目指す同氏の運動に弾みが付く判決となった。
米司法省はこの判断を不服として控訴することができるが、大統領選挙までに結論は出ない。
ホワイトハウス返り咲きを目指す同氏の運動に弾みが付く判決となった。
米司法省はこの判断を不服として控訴することができるが、大統領選挙までに結論は出ない。
スミス特別検察官はこの件とは別に、トランプ氏が2020年の選挙結果を覆そうと不法に共謀したとする起訴案件で、ワシントンの連邦裁判所での裁判を進めている。
なお、このケースを担当する判事に、今回キャノン判事が下した判断は拘束力を持たない。
公判はトランプ氏の
免責範囲
を巡る双方の主張が折り合わず、開始のめどがついていない。
ニューヨーク州では口止め料の不正処理を巡る裁判で有罪評決が出たが、量刑の言い渡しが延期されている。
トランプ氏はジョージア州でも選挙結果を覆そうとした罪で起訴されている。
なお、このケースを担当する判事に、今回キャノン判事が下した判断は拘束力を持たない。
公判はトランプ氏の
免責範囲
を巡る双方の主張が折り合わず、開始のめどがついていない。
ニューヨーク州では口止め料の不正処理を巡る裁判で有罪評決が出たが、量刑の言い渡しが延期されている。
トランプ氏はジョージア州でも選挙結果を覆そうとした罪で起訴されている。