イングランド銀行(英中央銀行、BOE)金融政策委員会(MPC)の
ディングラ委員
は15日に放送されたポッドキャスト「ザ・レスト・イズ・マネー」のインタビューで、 「今こそ(金利)正常化を始めるべき時であり、そうすればインフレ率を押し下げるための取り組みに伴う生活水準の低下にようやく終止符を打つことができる」と語り、英国のインフレ率が再び急上昇する可能性は低いと述べ、借り入れコストを引き下げるべきとの考えを示した。
ディングラ氏は2月以降、金融政策委で利下げに票を投じており、最近ではラムスデン副総裁も同調している。
ディングラ氏は2月以降、金融政策委で利下げに票を投じており、最近ではラムスデン副総裁も同調している。
しかし、政策委の他の7人のメンバーの主張で金利据え置きが続いている。
投資家は、8月1日の次回会合で0.25%ポイント利下げする可能性をほぼ半々とみている。
ディングラ氏は、英国の需要は弱過ぎるため、5月に中銀目標の2%に戻ったインフレ率が再び加速することはないと述べた。