米生産者物価指数(PPI)は6月に前月比0.2%上昇し、予想(0.1%上昇)を若干上回る伸びとなった。
財のコスト低下をサービス業の利幅拡大が上回った格好だ。
前年同月比では2.6%上昇(市場予想は2.3%上昇)だった。
なお、前日に発表された6月の消費者物価指数(CPI)は、総合指数が新型コロナ禍の初期以来の前月比マイナスとなり、9月利下げ説の論拠を強めた。
PPI統計ではサービス価格が0.6%上昇した。
この上昇分のほぼすべてが卸売業と小売業でのマージンが1.9%上昇したことに関連している。
財の価格は0.5%低下した。
この上昇分のほぼすべてが卸売業と小売業でのマージンが1.9%上昇したことに関連している。
財の価格は0.5%低下した。
食品とエネルギー、貿易サービスを除いたPPIは、前月から横ばいとなった。
米金融当局がインフレ目標とする個人消費支出(PCE)価格指数の算出に使われるカテゴリーは、強弱まちまちだった。
このうち航空運賃は1.1%、ポートフォリオ運用サービスは1%上昇した。
伸びが小さかったのはヘルスケア関連のカテゴリーだった。
診察料は0.2%、外来医療費は0.1%の伸び。6月のPCE統計は26日に発表される。
伸びが小さかったのはヘルスケア関連のカテゴリーだった。
診察料は0.2%、外来医療費は0.1%の伸び。6月のPCE統計は26日に発表される。
生産過程における比較的早い段階での物価を反映する中間財のコストは、前月比0.2%低下した。
過去4カ月で3カ月めの下げとなった。
過去4カ月で3カ月めの下げとなった。