ニューヨーク原油相場は10日の米エネルギー情報局(EIA)統計では石油製品の旺盛な消費が示されたが、11の日は国際エネルギー機関(IEA)が需要の伸びが減速しているとの見方を示したことで続伸した。
ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物相場は前日終値水準を挟んで浮動していた。
最終的には1バレル当たり82ドルを上回って引けた。
この3週間の取引レンジはおよそ4ドルという範囲だ。
出来高は100日移動平均を下回っており、夏場特有の薄商いが示唆されて少額の資金で大きく動きやすい環境となっている。
最終的には1バレル当たり82ドルを上回って引けた。
この3週間の取引レンジはおよそ4ドルという範囲だ。
出来高は100日移動平均を下回っており、夏場特有の薄商いが示唆されて少額の資金で大きく動きやすい環境となっている。
IEAによれば4−6月(第2四半期)の世界の石油需要は
過去1年余りで最も弱い伸び
にとどまった。
中国で新型コロナウイルスのパンデミック明けの回復が失速したことが背景にあるという。
過去1年余りで最も弱い伸び
にとどまった。
中国で新型コロナウイルスのパンデミック明けの回復が失速したことが背景にあるという。
原油相場は今年に入り約18%上昇している。
石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成される「OPECプラス」の減産に支えられたものの、値動きは比較的小さく、ボラティリティーの低下が今月鮮明になっている。
ロシアが加わっているOPECプラスでは一部加盟国が合意した枠を上回って原油を生産している一方、6月のロシア産油量は顕著に減少した。
石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成される「OPECプラス」の減産に支えられたものの、値動きは比較的小さく、ボラティリティーの低下が今月鮮明になっている。
ロシアが加わっているOPECプラスでは一部加盟国が合意した枠を上回って原油を生産している一方、6月のロシア産油量は顕著に減少した。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は、
1バレル=82.62ドル
と前日比52セント(0.6%)上昇して終了した。
なお、ロンドンICEの北海ブレント9月限は同0.4%高の85.40ドルだった。
1バレル=82.62ドル
と前日比52セント(0.6%)上昇して終了した。
なお、ロンドンICEの北海ブレント9月限は同0.4%高の85.40ドルだった。