米株式相場は10日、上昇し大型のテクノロジー銘柄が主導する形でS&P500種株価指数は過去最高値を更新した。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は10日も議会で証言し、前日と同様、年内に利下げが行われるとの市場の見方が変わることはなかった。
S&P500種は7営業日続伸となり、史上初めて5600を上回った。
7日続伸は、昨年11月以来の長期連続高で大型テクノロジー銘柄に再び資金が向かい、全体の上げをけん引した。
AI関連のエヌビディアは2.7%高となった。
また、アップルも新型iPhoneの出荷台数について、前機種と比較して約10%増加を目標としているとの報道に反応し買われた。
7日続伸は、昨年11月以来の長期連続高で大型テクノロジー銘柄に再び資金が向かい、全体の上げをけん引した。
AI関連のエヌビディアは2.7%高となった。
また、アップルも新型iPhoneの出荷台数について、前機種と比較して約10%増加を目標としているとの報道に反応し買われた。
金融当局が政策緩和に近づいているとの見方から、金・銀鉱山関連の銘柄が買われたが一方で銀行株は低調だった。
ウォール街が消費者物価指数(CPI)の発表に備える中、パウエル議長は10日の議会証言でも、利下げに動く前にインフレ率が2%を下回る必要はないと指摘した。
その上で、インフレに関して「やるべきことはまだある」と言明した。
また、労働市場については「かなり顕著に」減速したとの認識を示した。
バランスシートの縮小については、「道のりはまだ長い」と述べた。
また、労働市場については「かなり顕著に」減速したとの認識を示した。
バランスシートの縮小については、「道のりはまだ長い」と述べた。
11日発表される6月の米CPIでは、食品とエネルギーを除いたコアが前月比0.2%上昇と、5月と同率の伸びが見込まれている。
実際にそうなれば、連続した2カ月の伸びとしては昨年8月以来最小となり、金融当局にとってより
許容可能なペース
となる。
コア指数は、基調的なインフレをより正確に反映すると捉えられている。
実際にそうなれば、連続した2カ月の伸びとしては昨年8月以来最小となり、金融当局にとってより
許容可能なペース
となる。
コア指数は、基調的なインフレをより正確に反映すると捉えられている。