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2024年07月09日

英国BOE(中銀)のハスケル氏がインフレ高止まりを警告し、据え置き支持を示唆

 英国イングランド銀行(BOE 英中央銀行)金融政策委員会(MPC)の
   ハスケル委員
は、8日にBOEが公表したスピーチで、インフレに関する「心強い兆候」があるが、利下げを支持する前に、基調的物価上昇圧力が後退していることを示すより多くの証拠が必要だと述べ、「タイトで損なわれた」労働市場が
   インフレを高止まりさせる
と警告し、来月の政策決定会合で16年ぶりの高水準にある
   金利の据え置き
に賛成する意向を示唆した。

 ハスケル氏は8末末で金融政策委員会(MPC)の任期を終える。

 8月1日に開催される次回会合ではタカ派が劣勢に立たされる可能性がある。
 前回会合の議事要旨は政策緩和を見送る決定が
   「微妙なバランス」
に立つものだったと語っており、より多くのメンバーが利下げを検討していること推測される。

 ハスケル氏は、労働市場が「損なわれている」ため、中銀はインフレ率を2%目標に維持するために「そうでない場合よりも高い金利を設定する必要がある」と論じた。
 インフレ率は中銀の目標まで低下しているものの、今年後半には上昇に転じると予想されており、賃金上昇率は6%と安心できない高さだ。

 ハスケル氏は、適切な労働者で求人枠を埋める「マッチングプロセス」と呼ばれる仕組みが損なわれたことから、「金利設定に対してより『タカ派的』な見通しを持つ」必要があると述べた。
 また、4月に最低賃金が10%引き上げられたことが、より一般的な賃金設定に影響を及ぼしている可能性も指摘した。
   
    
posted by まねきねこ at 08:00| 愛知 | Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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