トルコ政府は中国の電気自動車(EV)メーカー
比亜迪(BYD)
が同国西部に10億ドル(約1600億円)を投じて工場を建設する合意を近く発表すると中国当局者が公に話す権限がないとして匿名を条件にメディアの取材で明らかにした。
貿易摩擦が激しくなる中、欧州向けでBYDのプレゼンスが高まる。
が同国西部に10億ドル(約1600億円)を投じて工場を建設する合意を近く発表すると中国当局者が公に話す権限がないとして匿名を条件にメディアの取材で明らかにした。
貿易摩擦が激しくなる中、欧州向けでBYDのプレゼンスが高まる。
この当局者らによれば、エルドアン大統領は工場が建設されるマニサ県で8日開かれる式典で、今回の合意を発表する見通しと明かした。
トルコは欧州連合(EU)と関税同盟を結んでいるため、新工場でBYDのEUへのアクセスが改善することになる。
EUは中国から輸入されるEVに追加関税を暫定的に課す計画で、BYDには現行の10%に17.4%の関税が上乗せされるため、企業生き残り戦略とも言える。
EUは中国から輸入されるEVに追加関税を暫定的に課す計画で、BYDには現行の10%に17.4%の関税が上乗せされるため、企業生き残り戦略とも言える。
ただ、金額から言えばノックダウンの組立工場とも言えるため、部品に対する課税が検討されることになり、今後、日本の部品供給企業への影響が起きるかどうか注目したい。