米供給管理協会(ISM)が発表した6月の非製造業総合景況指数は
48.8
と前月の53.8から低下し、活動縮小を示唆して4年ぶりの低水準となった。
と前月の53.8から低下し、活動縮小を示唆して4年ぶりの低水準となった。
業況感と新規受注の落ち込みが影響し、市場予想値の52.7を大きく下回った。
業況指数は11.6ポイント低下と、2020年4月以来の大幅な悪化であった。
新規受注指数は22年12月以降で初めて縮小圏に落ち込んだ。
前月は総合景況指数が9カ月ぶりの高水準に上昇した。
しかし、金利引下げを先延ばしにしたことなどもあり、6月に急反転してしまった。
経済の最大部分を占めるサービス業の悪化は、景気が一段と減速しつつあることを示唆している。
しかし、金利引下げを先延ばしにしたことなどもあり、6月に急反転してしまった。
経済の最大部分を占めるサービス業の悪化は、景気が一段と減速しつつあることを示唆している。
1日に発表されたISM製造業景況指数は3カ月連続で活動縮小を示した。サービス業の指数は高い借り入れコストや冷え込んだ企業投資、ばらつきのある個人消費を背景に、需要のひずみが拡大していることを示している。
6月は不動産や鉱業、小売業を含む8業種が活動縮小を報告。拡大を報告したのは8業種だった。
同時に、サービス業者が
支払う素材の価格
を示す仕入れ価格指数は3カ月ぶりの低水準となり、インフレの緩やかな鈍化を示した。
同時に、サービス業者が
支払う素材の価格
を示す仕入れ価格指数は3カ月ぶりの低水準となり、インフレの緩やかな鈍化を示した。
雇用指数は5カ月連続で50を割り込み、在庫は2021年10月以来の低水準となった。
在庫景況感の指数は17年以来の高水準に跳ね上がり、在庫が多過ぎるとみる企業の割合が増えたことを示した。
在庫景況感の指数は17年以来の高水準に跳ね上がり、在庫が多過ぎるとみる企業の割合が増えたことを示した。
受注残の指数は急低下し、昨年8月以来の低水準だ。
新規輸出受注指数はなお50を上回っているものの、10.1ポイント低下の51.7と海外需要の低迷を示した。
新規輸出受注指数はなお50を上回っているものの、10.1ポイント低下の51.7と海外需要の低迷を示した。