米国シカゴ地区連銀の
グールズビー総裁
はポルトガルのシントラでブルームバーグTVのインタビューに応じ、米国のインフレ率が目標の2%に向かって低下を続ければ、政策当局者は利下げする必要があるとの見方を示した。
はポルトガルのシントラでブルームバーグTVのインタビューに応じ、米国のインフレ率が目標の2%に向かって低下を続ければ、政策当局者は利下げする必要があるとの見方を示した。
グールズビー氏は、インフレ率は「2%への道筋をたどっている」とみていると述べ、「インフレ率が低下しているのに金利を据え置けば、金融政策を引き締めていることになる」と続けた。
米連邦公開市場委員会(FOMC)は昨年7月以降、金利を約20年ぶりの高水準で据え置く。
当局者は利下げに踏み切るには、インフレ率が目標の2%へと低下しつつあることを示すさらなる証拠を見る必要があるとの考えを明らかにしてきた。
当局者は利下げに踏み切るには、インフレ率が目標の2%へと低下しつつあることを示すさらなる証拠を見る必要があるとの考えを明らかにしてきた。
グールズビー氏は「インフレ率が4%余りの時に金利は今の水準だった。そこからインフレ率は2.5%近くまで低下している。従ってインフレが減速している時にこの金利水準を維持しているのであれば、それは引き締めだ。引き締めを望む理由は、インフレ率が2%への低下軌道にはないと考えている場合だ」と述べた。