ドイツ国債入札の買い手上位5社から、ドイツの銀行が初めて姿を消した。
欧州で最も安全とされるドイツ債の市場を米国の金融機関勢が席巻した。
ドイツ国債管理当局が25日発表した今年1−6月のドイツ債購入ランキングによると、ドイツ銀行は前回の2位から8位へ、コメルツ銀行は6位から10位へとそれぞれ転落した。
ドイツの銀行が買い手上位5社に入らなかったのは、この統計が開始された2001年以降で初めて。
ドイツの銀行が買い手上位5社に入らなかったのは、この統計が開始された2001年以降で初めて。
代わって上位4位はシティグループ、モルガン・スタンレー、JPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ(BofA)のそれぞれ欧州部門が占め、米国の金融機関が欧州債券市場に触手を伸ばしてきた。
5位は英ナットウエスト・グループ、6位と7位はフランスのクレディ・アグリコル、BNPパリバといった具合だ。
5位は英ナットウエスト・グループ、6位と7位はフランスのクレディ・アグリコル、BNPパリバといった具合だ。
ドイツ国債管理当局のデータは入札対象国債のデュレーションや金利リスクを加えて調整し、32社からなる
国債市場参加企業
の購入状況をランク付けしたもので、この参加企業は欧州連合(EU)内に登記されたオフィスを持つ必要があるが、本部は域外にあっても構わない。
なお、日系では野村とみずほも加わっており、野村は15位、みずほは24位だった。
の購入状況をランク付けしたもので、この参加企業は欧州連合(EU)内に登記されたオフィスを持つ必要があるが、本部は域外にあっても構わない。
なお、日系では野村とみずほも加わっており、野村は15位、みずほは24位だった。