S&Pグローバルがを公表した米国のサービス業の活動を示す購買担当者指数(PMI)速報値は0.3ポイント上昇の55.1と、2022年4月以来の高水準となった。
また、製造業PMIは51.7(前月 51.3)に上昇した。
総合PMIは54.6(前月 54.5)に上昇し、高水準を維持した。
全指数がエコノミスト予想を上回った
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのチーフ・ビジネス・エコノミスト
クリス・ウィリアムソン氏
は「需要の高まりが引き続き経済に浸透しており、活動の上向きは広範囲に及んでいる」と購買担当者指数(PMI)の発表文で指摘した。
「力強い国内消費を反映してサービス業がけん引しているが、活動拡大は製造業の回復継続に支えられている」と記した。
6月のPMI統計は、4−6月(第2四半期)が終わりに近づく中で企業活動が全般的に底堅く推移していることを示唆している。
今回はまた、物価圧力の一段の緩和も示された。
米連邦公開市場委員会(FOMC)は、利下げに動く前に
インフレ圧力の緩和継続
が必要だと説明している。
今回はまた、物価圧力の一段の緩和も示された。
米連邦公開市場委員会(FOMC)は、利下げに動く前に
インフレ圧力の緩和継続
が必要だと説明している。
総合PMIでの販売価格指数は2020年以降で2番目に低い水準に低下。投入コストの伸びも鈍化した。
サービス業の今後の活動に関する指数は2ポイント近く上昇し68.5と、過去1年で2番目に高い水準となった。
回答者の多くは見通しの一段の改善について、
インフレ圧力の後退
借り入れコスト低下
への期待を反映していると説明した。
回答者の多くは見通しの一段の改善について、
インフレ圧力の後退
借り入れコスト低下
への期待を反映していると説明した。
ただ、製造業者の間では見通しが悪化している。
需要の見通しや選挙が政策に与える影響を懸念する回答が多く見られた。
需要の見通しや選挙が政策に与える影響を懸念する回答が多く見られた。
ひとこと
期待が失望に変化することでリスクが高まりかねない。