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2024年06月19日

フランス国債プレミアムは金融危機に向かう「危険な水準」に近づく

 約1450億ユーロ(約24兆5600億円)の資産を監督するカンドリアムの最高投資責任者(CIO)は
   ニコラス・フォレスト氏
はインタビューでマクロン大統領が国民議会(下院)を解散し総選挙の実施を表明して以来、フランス国債は下落し続けているなか、「現時点で大きく注目されているのは売りの第2波があるかどうかで、プレミアムが80bpを突破するかどうかだ。80bpを上回れば、100bpを目指すことになる」と指摘。「80を上回るようだと、痛い目に遭うだろう」と指摘、リスクプレミアムは金融危機に向かうことを示唆するフランス国債の下落が
   「危険な」水準
に達しようとしていると警告した。
  
 なお、フランス国債について、安全資産のドイツ国債に対する上乗せ利回り(プレミアム)は18日に79ベーシスポイント(bp、1bpー0.01%)と、2017年以降で最大となった。
 終値ベースでこれを上回れば、ユーロ圏の債務危機が本格化した12年以来の大幅な上乗せとなる。

 
 世論調査でリードする極右政党・国民連合(RN)を率いるマ
   リーヌ・ルペン氏
は、過去に減税と歳出拡大を表明しているため、市場は同氏の勝利におびえ、フランス国債を売りリスク回避に動いている。

 ルメール経済・財務相は、ルペン氏が提唱する経済プログラムが実行されれば、2年前に英国でトラス前首相が引き起こしたような債務危機に陥るだろうと警告した。

 フォレスト氏は、カンドリアムは11日、保有するフランス国債の一部を売却したことを明らかにしたうえ、解散総選挙が発表された後には、欧州株に対する投資判断を「中立」に引き下げた。
 
 今週、ルペン氏がマクロン大統領と協力すると確約したことで、市場はいくらか安定したが、短期的にはフランス国債の買いを促すような
   政治シナリオはない
とフォレスト氏はみていると続けた。

 同氏によると、長期的な問題はフランスがイタリアのようになってしまうことと述べた。
 イタリアはギリシャとともにユーロ圏で最も債務負担が大きく、国債のリスクが高いことで知られている。
 フランスの国内総生産(GDP)に対する債務比率は現時点で来年既に112%を超えると予想されている。なお、イタリアは138%余りだ。

 フォレスト氏は欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会が
   過剰財政赤字
に対する是正手続きを開始する見込みであることに触れ、「フランスは財政赤字と債務に関して欧州の病人だ」と指摘した。
 また、「私が言っていることは突拍子もないと思われるかもしれないが、いつかフランス債の利回りがイタリア債と肩を並べるようになる可能性がないわけではない」と語った。

 現在、フランス10年債利回りは3.20%前後まで上昇しており、2011年以来の高水準からそれほど遠くはないものの、イタリア10年債利回りを70bpほど下回っている。
 今のところ、欧州で最も安全だと考えられているドイツ債とのスプレッドを市場は注視しており、投資家が他国に求める上乗せ利回りは事実上のリスクプレミアムとなっている。

 フォレスト氏は極右政党・国民連合(RN)の
   ユーロ懐疑的な政策綱領
を考えると、新政権が
   大幅な歳出抑制
で合意し、EUとの着地点を見いだせる見通しはほとんどないと述べた。
 EUとの対立は、欧州中央銀行(ECB)がフランスを救済するとは限らないことを意味する。
 
  
posted by まねきねこ at 06:05| 愛知 | Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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