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2024年06月17日

サマーズ氏がトランプ氏の政策案を「スタグフレーション生む」と批判 

 サマーズ元米財務長官は14日、ブルームバーグテレビジョンに出演し、トランプ前大統領が打ち出している政策案は米国と世界経済の両方に
   計り知れないダメージ
を与えるものだと非難した。

 所得税収の大部分を関税に置き換えるとするトランプ氏の政策案について、「スタグフレーションを生み出す処方箋だ」と指摘したうえ、「世界的な経済戦争を引き起こすことになる」と続けた。

 トランプ氏は前日に行われた共和党下院議員との会合で、関税を引き上げ所得減税の原資の一部にする考えを示した。

 歳入を関税に頼ることになれば、輸入品のコストだけでなく、輸入品と競合する商品やサービスのコストも押し上げられると指摘した。
 そうなれば消費者は支出を減らすことになり、経済に「下降スパイラル」が引き起こされるとの見方を示した。

 サマーズ氏は現在はハーバード大学教授でブルームバーグテレビジョンに定期的に出演しており、今回は「これほどインフレを誘発するような大統領経済政策は私の人生で見たことがない」と語った。

 サマーズ氏は、トランプ氏の
   真の政策意図
が何であるのか完全には分からないとした上で、貿易保護主義とともに、ドル安を主張し、米金融当局に利下げを迫るような政策綱領は「無責任な提案」に過ぎないと批判した。
 
 また、トランプ氏の
   移民排斥姿勢
についても言及し、「労働力の供給に対する制約が増す」ことで「賃金インフレ圧力が強まるだろう」と述べた。

 政治的な利下げ圧力に直面すれば、米金融当局は金利を高く維持することで政治からの独立を証明せざるを得ない状況に追い込まれる恐れもあると指摘した。
 「それが住宅ローン金利10%への処方箋となることも容易に考えられる」とし、「これは本当に危険なことだ」と続けた。
 
 
ひとこと
 異次元の金融政策の愚かさは長期政権を維持したいがためのトランプへの忖度そのものだった。
 いまだ、方向転換をするという虚言癖の発言が繰り返されるが、政治的な内需拡大政策への転換もなく、方輪での無謀な対応では経済クラッシュが置きかねず、先延ばしが実態だろう。
 やはり愚かで金に卑しい政治家が政策を主導するには無理があるため、与野党ともに大幅な政治家の入れ替えが必要な時期が到来している。

   
posted by まねきねこ at 05:00| 愛知 | Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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