JPモルガン・チェースのトレーディングデスクで米国マーケットインテリジェンス責任者を務める
アンドルー・タイラー氏
は顧客向けリポートで、アット・ザ・マネー・ストラドルとして知られる戦略(同じ権利行使価格と満期のコールとプットの同数購入)に基づくと、S&P500種株価指数は14日までにどちらかの方向に1.3−1.4%動くと示唆されている。
アンドルー・タイラー氏
は顧客向けリポートで、アット・ザ・マネー・ストラドルとして知られる戦略(同じ権利行使価格と満期のコールとプットの同数購入)に基づくと、S&P500種株価指数は14日までにどちらかの方向に1.3−1.4%動くと示唆されている。
これは5月の米消費者物価指数(CPI)およびFOMC会合結果を受けての動きを想定していると述べた。
また、「CPIとFOMC金融政策判断が同じ日に発表されるため、CPIの結果がパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見内容で覆される可能性がある」と続けた。
タイラー氏は変動の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIが前月比0.4%を上回る伸びとなれば、S&P500種は1.5−2%下落し、すべてのリスク資産に売り圧力がかかると予測する。
ただ、このシナリオが現実となる可能性はわずか5%とみている。
タイラー氏は変動の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIが前月比0.4%を上回る伸びとなれば、S&P500種は1.5−2%下落し、すべてのリスク資産に売り圧力がかかると予測する。
ただ、このシナリオが現実となる可能性はわずか5%とみている。
JPモルガンのトレーディングデスクで最も有力なシナリオは、コアCPIの前月比0.3−0.35%上昇すると予想。
この場合、CPI統計の内容次第でS&P500種は0.75%安から0.75%高が見込まれている。
この場合、CPI統計の内容次第でS&P500種は0.75%安から0.75%高が見込まれている。