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2024年06月04日

騙す行為を放置する国交省が悪の根源となっているのでは?

 トヨタは3日の発表で、 不正報告の対象となったのが生産中の3車種(カローラフィールダー、アクシオ、ヤリスクロス)と生産終了した4車種(クラウン、アイシス、シエンタ、レクサスRX)だと明らかにした。

 発表を受けてトヨタ株の下落幅が拡大した。
 一時前日比2.4%安の3321円まで値を下げた。終値は3341円だった。

 グループ企業に続いて自社で問題が判明したことについて、都内で会見した
   豊田章男会長
はトヨタグループの責任者として「すべてのステークホルダーに心よりおわびする」と述べた。
 
 トヨタは調査結果を踏まえ、現在、日本国内で生産中車種について3日からいったん出荷・販売を停止して適切な対応を進めていくとした。

 対象の車両は社内での徹底的な検証で法規に定められている性能に問題ないことを確認しており、ただちに使用を控える必要はないとした。 
 トヨタによると、出荷停止で岩手県と宮城県の2工場の計2ラインの操業に影響が出ると発表した。
 両ラインの年間生産台数は約13万台という。

 なお、今月末までに調査を終了し、その後国交省の指示を踏まえながら再発防止策を取りまとめた上で、出荷再開に関する同省の判断を待つことになる。
 出荷停止により、2次や3次の下請け企業を含めると1000社以上に影響が出るとし、補償などに関する協議を今後進めていくという。

 豊田会長は、トヨタは年末ごろまでに認証項目についてそれぞれの工程で
   必要とされる作業を標準化する計画
だと述べた。
 モデルチェンジなどに伴い自動車メーカーにおける負荷は増加する一方だとも指摘し、認証関連で不必要なものについては当局と「整理整頓することを一緒にやっていきたい」と語った。

 トヨタグループでは、日野自動車が排出ガスや燃費に関してエンジン性能を偽る不正行為をしていたことが2022年に発覚。その後、 豊田自動織機やダイハツも不正を行っていたことが分かり、いずれも国交省から処分を受けた。

 トヨタの豊田会長は1月の会見でグループ企業で不正が相次いでいることを謝罪した。
 グループが今後進むべき方向を示したビジョンを策定した上で、今後は責任者として自らグループ企業の株主総会に出席するなど関わりを強めていくと述べていた。

     
ひとこと
 奢りがあったのだろう。ただ、国交省から処分を受けても修正できない企業体質が問題あろう。
 対象の車両は社内での徹底的な検証で法規に定められている性能に問題ないことを確認したとういうが、やっていないことをやったとした事自体が問題であることを理解しておらず、話にもならない主張だ。

 ルールが不要であればそもそも、作らなければいいが、自社ルールを作ったのであればその通りに実施し、販売を行うのが筋だろう。
 やりもしない検査や点検等をやったとして販売するのは、購入者を騙した行為であり、欧米と同様の莫大な課料が必要な事例だ。

  
posted by まねきねこ at 07:26| 愛知 | Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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