ユーロ圏のインフレは5月に予想以上に加速した。来週には欧州中央銀行(ECB)の利下げが想定されているが、その後の見通しについては一段と不透明に陥った。
欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が31日発表した5月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)速報値は
前年同月比+2.6%
上昇と、事前調査でアナリスト予想の2.5%上昇を上回った。
なお、前月のCPIは同2.4%上昇だった。
食品やエネルギーなど変動の激しい項目を除くコアインフレ率は5月に2.9%に加速した。
ECBによる一連の利上げ後にインフレ率は目標の2%へ低下しつつあるが、当局者は金融政策のたどる
軌道は平坦ではない
と慎重な見方を示している。
来週発表する金融政策判断でECBは米国や英国に先駆けて利下げに踏み切るとみられているが不透明感が漂い始めた。
短期金融市場は引き続き来週の0.25ポイント利下げを織り込むが、それ以降の利下げ見通しは引き下げた。
トレーダーが想定する年内の利下げは計2回。3回利下げの確率は25%となっている。
欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が31日発表した5月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)速報値は
前年同月比+2.6%
上昇と、事前調査でアナリスト予想の2.5%上昇を上回った。
なお、前月のCPIは同2.4%上昇だった。
食品やエネルギーなど変動の激しい項目を除くコアインフレ率は5月に2.9%に加速した。
ECBによる一連の利上げ後にインフレ率は目標の2%へ低下しつつあるが、当局者は金融政策のたどる
軌道は平坦ではない
と慎重な見方を示している。
来週発表する金融政策判断でECBは米国や英国に先駆けて利下げに踏み切るとみられているが不透明感が漂い始めた。
短期金融市場は引き続き来週の0.25ポイント利下げを織り込むが、それ以降の利下げ見通しは引き下げた。
トレーダーが想定する年内の利下げは計2回。3回利下げの確率は25%となっている。