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2024年05月21日

イラン大統領代行は元経済組織責任者が臨時に就任、最高指導者の後継レースは混とん

 イランは事実上のナンバー2だった強硬派のライシ大統領が急死し、取って代わるのは最終的に誰になるのか世界の注目を集めそうだ。

 大統領代行は当面、2021年から第1副大統領を務めてきた
   モフベル氏
が担うというが、問題は大統領の代理で終わるのか、より大きな役割を確保するようになるのかだ。

 モフベル氏(68)は、あらゆる重要な決定事項に責任を持つ最高指導者のハメネイ師に近いとみられている。

 イランの新たな大統領を選ぶ選挙は50日以内に行われる見通し。
 ただ、これを組織する3人から成る評議会をモフベル氏は率いている。
 イラン憲法に従うと、一方で同氏は「大統領の権限と機能」を持つことになり独裁職がより明らかになりかねない。

 ただ、次の展開がどうなるのかは定かではない。

 7月までの実施が義務づけられると考えられる大統領選の候補には、正式な大統領への就任を目指して恐らくモフベル氏が名を連ねることになるとの見方がある。

 政府プロジェクトの落成式に出席するため国内各地を定期的に視察する以外では、モフベル氏は最近、ウクライナ侵攻後のロシアとの交渉を率いるイラン側高官の1人として脚光を浴びていた。
 なお、同氏はロシアへの兵器供給取引をまとめるためモスクワを訪問したと報じられている。

 ライシ氏の死去は、最高指導者である
   ハメネイ師の後継レース
に大きな影響を及ぼす可能性が高い。
 ライシ氏はハメネイ氏の息子である
   モジタバ氏
と並んで、後継候補の最右翼とみられてきたため、モジタバ氏にとっては今や、最大のライバルが消えた格好で権力闘争に空白の部分が生まれ、誰がその空白の部分を埋めるかが注目される。
 
 ただ、1979年に王制を打倒して現在のイスラム体制が誕生した経緯があり、世襲に対するイランの姿勢は複雑に変化することにもなりかねない。

 イラン革命後の政治体制で、最高指導者の地位に就くには
   高位のイスラム聖職者
でなければならず、モフベル氏のような
   世俗の政治家
は候補から外されるのが通例となっている。
 ライシ氏はモジタバ氏と同じく経験に富む神学者で、そこから司法長官と大統領を歴任してきた。

 モフベル氏はイスラム革命防衛隊の出身だが、ホメイニ財団(セタド)の責任者を14年にわたり務めていたことでも知られている。
 
 財団はイスラム革命後に接収した資産の管理を行っており、イランにおける金融や石油、建設、製薬など主要セクターの経済的な利権を一手に握る強大な組織に成長している。

 米国はこの組織の運営責任者としてモフベル氏を2021年初めに直接的な制裁対象とした。 


posted by まねきねこ at 08:00| 愛知 | Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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