米連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事は、インフレが「当面」高止まりするとの予想を改めて示した。
また、政策金利を現行水準に維持すれば、いずれは物価上昇圧力が後退するだろうと述べた。
「今年4月までの平均のコア消費者物価指数(CPI)は年率ベースで4.3%上昇と、昨年下期の平均を大きく上回っており、当面はインフレの高止まりが続くと見込んでいる」と指摘した。
このまま「政策金利が維持されれば、インフレはさらに鈍化するというのが引き続き基本シナリオだが、この見通しには多くの上振れリスクがある」と述べた。
また、金融政策は「景気抑制的」だとしながらも、インフレ率を目標に戻す上で十分に景気抑制的かどうか見極めるため、今後入手するデータを注視する考えを示した。
ボウマン理事は、金融政策が
あらかじめ定められた軌道にはないこと
を強調した。
インフレ抑制における進展が停滞、ないし反転すれば、追加利上げに踏み切る用意があると述べた。
あらかじめ定められた軌道にはないこと
を強調した。
インフレ抑制における進展が停滞、ないし反転すれば、追加利上げに踏み切る用意があると述べた。
一方で、米国労働市場の
バランス改善に向けた進展が鈍っている
とも指摘した。
「旺盛なサービス需要、移民の増加、継続的な労働市場の引き締まりにより、コアサービスインフレ率が高水準に張り付く恐れがある」と続けた。
バランス改善に向けた進展が鈍っている
とも指摘した。
「旺盛なサービス需要、移民の増加、継続的な労働市場の引き締まりにより、コアサービスインフレ率が高水準に張り付く恐れがある」と続けた。
また「昨年末以降の金融環境の緩みと追加の財政刺激が需要に弾みをつけ、インフレ鈍化における一段の進展を停滞させる、あるいはインフレ再加速を招く恐れがある」と述べた。