4月の米国小売売上高は前月比で横ばい。市場予想は0.4%増だった。
前月は0.6%増(速報値0.7%増)に下方修正され、2カ月連続で伸び率が下方修正された。
高い借り入れコストと債務増加により、消費者が慎重姿勢を強めていることが示唆されている。
4月における支出の大半は食品やガソリンといった生活必需品だった。
自動車とガソリンを除いたベースの小売売上高は前月比0.1%減だ。
自動車とガソリンを除いたベースの小売売上高は前月比0.1%減だ。
項目別では、13項目のうち7項目で減少した。
特に無店舗小売り、スポーツ用品店、趣味用品店で大きく減った。
また、ガソリンスタンドの売上高は3.1%増。ガソリン価格の上昇が背景にある。
自動車は減少した。
特に無店舗小売り、スポーツ用品店、趣味用品店で大きく減った。
また、ガソリンスタンドの売上高は3.1%増。ガソリン価格の上昇が背景にある。
自動車は減少した。
今回の小売売上高は、米経済を支えてきた底堅い消費者需要が軟化しつつあることを示唆している。
労働市場はなお健全で、消費者に支出を続ける余力は残されている。
しかし、物価と金利の高止まりが家計を一段と圧迫し、裁量的な支出が抑制されるリスクがある。
労働市場はなお健全で、消費者に支出を続ける余力は残されている。
しかし、物価と金利の高止まりが家計を一段と圧迫し、裁量的な支出が抑制されるリスクがある。
国内総生産(GDP)の算出に使用される飲食店と自動車ディーラー、建設資材店、ガソリンスタンドを除いたコア売上高は前月比0.3%減った。前月は1%増だった。
小売売上高で唯一のサービス項目である飲食店は、前月比0.2%増と小幅な伸びにとどまった。
なお、前月は0.1%減だった。
なお、前月は0.1%減だった。
ニューヨーク地区連銀が14日に公表した調査報告によると、米国の家計債務は1−3月(第1四半期)に過去最高を更新した。