ニューヨーク原油先物相場は下落した。
米経済指標でインフレの根強さが示され、金融当局は年内利下げを急がないとの見方が強まった。
米経済指標でインフレの根強さが示され、金融当局は年内利下げを急がないとの見方が強まった。
石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の一部主要国が、生産枠引き上げを目指して生産能力評価の上方修正を望んでいるとのブルームバーグの報道も売り材料視された。
OPECプラスは石油市場の供給超過を減らし価格を押し上げる目的で、原油生産を抑制してきたものの、メンバー国が実際にどれだけの生産能力を有しているのかという問題に再び向き合う構えだという。
OPECプラスは、メンバー国の生産能力について6月末までに調査をまとめるよう外部のコンサルタントに委託している。
この事情に詳しい関係者によれば、アラブ首長国連邦(UAE)とカザフスタン、イラク、クウェート、アルジェリアなどについて、来年の生産枠引き上げの可能性が調査されていると明らかにした。
OPECプラスは、メンバー国の生産能力について6月末までに調査をまとめるよう外部のコンサルタントに委託している。
この事情に詳しい関係者によれば、アラブ首長国連邦(UAE)とカザフスタン、イラク、クウェート、アルジェリアなどについて、来年の生産枠引き上げの可能性が調査されていると明らかにした。
これとは別に、朝方発表されたOPEC月報では、OPECプラスのうち現行の生産抑制に参加している8カ国は、先月の産油量が合計で日量約3110万バレルと、合意された生産枠を同56万8000バレル上回った。
6月1日に開かれる会合では、現行の減産体制が延長されると広く予想されている。
6月1日に開かれる会合では、現行の減産体制が延長されると広く予想されている。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、
1バレル=78.02ドル
で前日比ー1.1ドル(1.4%)安く終了した。
ロンドンICEの北海ブレント7月限は1.2%下落の82.38ドルで引けた。
1バレル=78.02ドル
で前日比ー1.1ドル(1.4%)安く終了した。
ロンドンICEの北海ブレント7月限は1.2%下落の82.38ドルで引けた。