ニューヨーク原油先物相場は地政学的リスクの低下と需給逼迫の兆候がせめぎ合い、原油価格は比較的狭いレンジでの取引となり上昇して引けた。
石油輸出国機構(OPEC)2位の産油国であるイラクは週末、生産量削減の道筋について矛盾するシグナルを発した。
アブドルガニ石油相は11日、さらなる減産には同意しない考えを表明した。
しかしその後、減産延長はOPECが決定することであり、イラクはどのような決定にも従う意向だと述べた。
なお、次回のOPEC会合は6月1日に開催される。
アブドルガニ石油相は11日、さらなる減産には同意しない考えを表明した。
しかしその後、減産延長はOPECが決定することであり、イラクはどのような決定にも従う意向だと述べた。
なお、次回のOPEC会合は6月1日に開催される。
同会合まで原油トレーダーは数多くのデータを消化することになる。
15日の4月米CPIに加え、OPECと国際エネルギー機関(IEA)の月報も発表される。
15日の4月米CPIに加え、OPECと国際エネルギー機関(IEA)の月報も発表される。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は
1バレル=79.12ドル
と前営業日比86セント(1.1%)高で終了した。
ロンドンICEの北海ブレント7月限は0.7%上昇の83.36ドルで引けた。
1バレル=79.12ドル
と前営業日比86セント(1.1%)高で終了した。
ロンドンICEの北海ブレント7月限は0.7%上昇の83.36ドルで引けた。