中国人民銀行(中央銀行)は、本土の国債相場が数カ月にわたって上昇傾向にあることに遠回しの警告を発した。
人民元への重しとなっている低い利回りに不快感を示した格好だ。
人民銀は10日に公表した1−3月(第1四半期)の
貨幣政策執行報告
で「長期国債利回りはこの先の景気改善傾向に、より良く調和していくだろう」と指摘した。
また、ソブリン債の発行加速などの要因を挙げ「債券市場の需給はより均衡の取れたものになる公算が大きい」と記した。
貨幣政策執行報告
で「長期国債利回りはこの先の景気改善傾向に、より良く調和していくだろう」と指摘した。
また、ソブリン債の発行加速などの要因を挙げ「債券市場の需給はより均衡の取れたものになる公算が大きい」と記した。
中国国債の一部は、利回りがこの20年余りの最低水準を付けている。
高止まりしている米金利と中国国債利回りの差は拡大しており、それが人民元の魅力を損なっている。
また、極めて低い利回りはまた、中国経済に対する悲観的な見方を反映している。
高止まりしている米金利と中国国債利回りの差は拡大しており、それが人民元の魅力を損なっている。
また、極めて低い利回りはまた、中国経済に対する悲観的な見方を反映している。