1978年に設立された老舗とも言える米資産運用会社
(本社 ニューヨーク)
は、段階的な業務縮小の発表から約2カ月を経て、米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請した。
ニューヨーク州南部地区の連邦破産裁判所に提出された破産申請書によれば、同社は1000万−5000万ドル(約15億6800万−78億4000万円)相当の資産を保有する一方で、負債額は5億ドルに上ることが明らかになった。
ウィズ・インテリジェンスによると、
ジョージ・ワイス最高経営責任者(CEO)
が創業したワイスは、2023年半ば時点で31億ドル相当の資産を運用していたが、短期と長期の選択肢を全て検討した結果、破産申請を選んだという。
「顧客ポートフォリオの大部分の段階的縮小を精力的に進めている」とワイスCEOは3月初めに顧客に説明していた。