4月の円建て社債の発行額が同月として過去最高を更新した。
金利先高観から投資資金は償還期間が比較的短い社債に集まっている。
ブルームバーグがまとめたデータによれば、国内外の企業による4月の円債発行額は、23日時点で
2兆2000億円
と前年の同時点と比べて55%増えた。
同月としてはデータをさかのぼることができる1999年以降で既に最多となった。
2兆2000億円
と前年の同時点と比べて55%増えた。
同月としてはデータをさかのぼることができる1999年以降で既に最多となった。
発行総額を押し上げたのは3年債の発行額が115%急増するなど、デュレーションリスクを負うことなく年度初めに資金を活用したい投資家のニーズが浮き彫りになった。
顕著な例は米著名投資家
ウォーレン・バフェット氏
が率いるバークシャー・ハサウェイの先週の起債が注目される。
発行総額は同社の円債として2019年の初回債に次ぐ大きさとなり、このうちほぼ3分の2に当たる1690億円を3年債が占めていた。
顕著な例は米著名投資家
ウォーレン・バフェット氏
が率いるバークシャー・ハサウェイの先週の起債が注目される。
発行総額は同社の円債として2019年の初回債に次ぐ大きさとなり、このうちほぼ3分の2に当たる1690億円を3年債が占めていた。
ひとこと
円安を利用し欧米の投資機関の資金が日本企業の株式を買い占める動きが加速してきたが、円高にギアが変わる流れを利用し、売り逃げるという見方と、株式が売られるのを利用して株を買い占め、日本企業への支配力を強めるという両面攻勢が行われそうだ。
異次元の金融政策における最も顕著な害悪を意識することになるだろう。