当ブログ内の情報はあくまでも参考情報です。投資にあたっての判断は投資する人の自己責任でお願いします。
当ブログでは、一切の責任を負いませんでご了承下さい。

マーケット出来事貴金属とレアメタル宝石と宝飾品貴金属の取引方法貴金属取扱会社

2024年04月23日

クオンツ運用のアスペクトが円ショートも奏功し、年初来21%のリターン

 ロンドンを本拠とするクオンツ・ヘッジファンド
   アスペクト・キャピタル
は、コンピューター・トレーディングモデルで大きなリターンを上げている。

 同社の旗艦ファンドは為替市場と商品への投資が奏功し、年初来リターンがプラス21%に上る。
 
 ソシエテ・ジェネラルの指数によれば、この旗艦ファンドのようなトレンドフォロー型ヘッジファンドの平均リターンは同期間にプラス14%、ディスクレショナリー・マクロはプラス3%に過ぎない。

 マクロ経済の方向性に関する見方に基づいて取引を行う従来型ファンドと異なり、アスペクトのトレーディングモデルは相場を追随するのみの設計となっている。
 米国の2024年利下げに関するコンセンサスが崩れつつある中、今年活発化している戦略だ。

 同ファンドはドル高を見込むポジションから利益を得ている。市場関係者は米政策金利がより長期間、高水準に維持されるとの見方に傾いている。
 
 アスペクト・キャピタルの投資ソリューションズ・ディレクター
   ラズバン・レムシン氏
は「インフレ率はロケットのように上昇したが、下がり方は羽毛のようだ。主要な国・地域や中央銀行にとって先行きの道筋は明確なものとはならないだろう」とメディアのインタビューで語った。

 同社の主要なポジションには、円とスイス・フランのショートが含まれる。いずれも、上昇傾向にあるドルに対して今年に入って最も下落している主要通貨だ。
 チリ・ペソのような資源国通貨もショートにしている。

 商品分野では、カカオ豆に対するロングポジションを着実に減らす一方、中東情勢の緊張で上昇している金と原油へのエクスポージャーを増やしている。
 天候不良の影響などでカカオ豆は最近、過去最高値を付けた。

 レムシン氏は「リターンの大部分は通貨と商品の分散から得たものだ」と分析した。

 アスペクトは1997年創業で従業員数は130人余りで、運用資産は75億ドル(約1兆1600億円)という。


posted by まねきねこ at 17:00| 愛知 ☁| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: