UBSのストラテジスト
アンドルー・ガースウェイト氏
が率いるチームでは顧客向けリポートで「米国の株式相場は1−3月(第1四半期)に10%急伸し、2019年以来の好調な滑り出しとなったが、投資家らは経済の強さ継続を考慮した上でも、この先の相場上昇がどこまで続くのかますます懐疑的になっている動きが出ている。」と指摘した。
アンドルー・ガースウェイト氏
が率いるチームでは顧客向けリポートで「米国の株式相場は1−3月(第1四半期)に10%急伸し、2019年以来の好調な滑り出しとなったが、投資家らは経済の強さ継続を考慮した上でも、この先の相場上昇がどこまで続くのかますます懐疑的になっている動きが出ている。」と指摘した。
また、世界の株式市場に戦術的な逆風が吹いているものの、現在は単なる値固めの段階に過ぎず、株価は今年上昇を続けると述べ、具体的には人工知能(AI)による生産性向上や業績改善、株式のリスクプレミアム低下、労働コスト低下の可能性、マージン圧力の不安軽減などを明るい材料に挙げた。
債券で期待されるリターンと米株式の期待収益率の差である株式リスクプレミアム(ERP)は、現時点で大幅なマイナス圏にあり、2000年代初期を最後に見られない現象となっていると続けた。

