ハイフィールズ キャピタル マネジメント(Highfields Capital Management LP) 米国のヘッジファンド 運用資産 121億米ドル(2018年)

ハイフィールズ キャピタル マネジメント

　　　　(Highfields Capital Management LP)
　1998 年に設立されたヘッジファンドで、 2018年の資産は 121 億ドルでした。

　同社の最初の 20年間の年率純利益は 10%以上であった。

　運用資産　121億米ドル(2018年)
　

　リチャード・グラブマン(Richard Grubman)とジョナソン・ジェイコブソン(Jonathon Jacobson)は、90年代初頭にニューヨーク市での投資ランチで出会った。

　1998年に、二人はマサチューセッツ州ボストンに

　　　ハイフィールズ キャピタル マネジメント LP

を共同設立した。

　ハイフィールズは、上場株式やハリー・アンド・デイビッド、マイケルズ、ジェンワース・ファイナンシャル、マイクロソフト、SLM コーポレーションなどの非公開企業等を中心に投資した。

　グラブマン氏とジェイコブソン氏は、2001年の破産前にエンロンに賭けて注目を集め、多額の利益を得た。

　2012年2月、ハイフィールズは 7.65% の株式を保有していた

　　　CoreLogic

の経営陣の変更を要求した。

　2010年、ハイフィールズは2010年1月1日付で資産100億ドルとしてリストされ

　　　ヘッジファンド・ジャーナル

のトップ50で30位にランクインした。

　これは2009年7月1日の93億ドルから増加し、2008年のランキング38位から上昇したもの。

　2013年、ジェイコブソン氏が投資家に宛てて「我々はむしろ、もう少し規模を小さくして、より良い（利益を）生み出すことを望んでいます。」と書いたように、ハイフィールズは顧客に 20 億ドルを返還し運用資金の規模を縮小した。　

　2018年10月、ハイフィールズは書簡の中で外部資本をすべて返還して、ファミリーオフィスに転換すると発表した。

　1998年から 2018年までの20年間で、ハイフィールズが損失を被ったのは2002年と2008年 2年間だけという。

　　

　グラブマン氏は2010年8月に退職し、ジェイコブソン氏は引き続き同社の社長を務めた。

　ジェイコブソンはウォートン スクールの金融学部卒業生で、ハーバード ビジネス スクールで MBAを取得した。

　オプション トレーダーとしてメリルリンチとリーマン ブラザーズで働いた後、1990年に

　　　ハーバード・マネジメント・カンパニー(HM​​C)

に入社した。

　1998年、ジェイコブソンは HMC を去り、ファンドの当初運用額 15 億ドルの 3 分の1をHM​​Cからの出資で賄いハイフィールズを共同設立した。

　ブルームバーグは2011年に、HM​​Cがハイフィールズとの投資を終了したと報じた。