昨年10−12月(第4四半期)の米国実質国内総生産(GDP)改定値は、
前期比+年率3.2%
と増加し、在庫の下方修正を反映して速報値の3.3%増から下方修正となった。
なお、改定値のエコノミスト予想値は3.3%増だった。
と増加し、在庫の下方修正を反映して速報値の3.3%増から下方修正となった。
なお、改定値のエコノミスト予想値は3.3%増だった。
一方で、個人消費の改定値は3%増と速報値の2.8%増からは上方修正、設備投資は上方修正された。
23年の米国経済は、堅調な労働市場が個人消費を支え、経済は前進を続け金融当局の積極的な利上げによってリセッション入りを予想していた多くのエコノミストを驚かせる結果となった。
2023年通年では2.5%増と前年から加速し、ユーロ圏と日本を大きく上回る伸びた。
米金融当局が重視するインフレ指標である個人消費支出(PCE)価格指数は
前期比年率+1.8%
と上昇した。
また、食品とエネルギーを除いたPCEコア価格指数は同2.1%上昇した。
両方とも速報値からは若干の上方修正だ。
前期比年率+1.8%
と上昇した。
また、食品とエネルギーを除いたPCEコア価格指数は同2.1%上昇した。
両方とも速報値からは若干の上方修正だ。
在庫のGDPへの寄与度はマイナス0.27ポイント、速報値では若干のプラス寄与だった。
個人消費の寄与度はプラス2ポイントとなった。
個人消費の寄与度はプラス2ポイントとなった。
エコノミストらは総じて、高い借り入れコストが家計の需要や企業の投資を抑制するため、今年は幾分成長が伸び悩むと予想しているものの景気の低迷は回避できると見込んでいる。
基調的な需要の強さを示すインフレ調整後の国内民間最終需要も、10−12月は速報値から上方修正された。