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2024年02月27日

スウェーデンNATO加盟について、ハンガリー議会承認したことで最後の障害がクリア

 ハンガリー議会は26日、スウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟を承認した。
 これで最後の障害をクリアしたことになる。

 スウェーデンがNATO加盟を申請したのは21カ月前のこと。
 ロシアの独裁者プーチンがウクライナへの軍事侵攻を受け、フィンランドと共に申請したもの。
 ウクライナ侵攻は3年目に突入しているが、先の見えない戦況から同国への支援も失速しつつある。
 ロシアが将来的にNATO加盟国を標的にする可能性さえあるという懸念が高まっており、スウェーデンの加盟は欧州安全保障を強化する一助となる。

 スウェーデンのクリステション首相はソーシャルメディアのX(旧ツイッター)に「歴史的な日となった。これでNATO全加盟国の議会がスウェーデンの加盟を支持した」と投稿した。
 また、「スウェーデンは欧州・大西洋の安全保障における自国の責任を担う用意がある」と表明した。

 ロシアのウクライナ侵攻は、NATOのさらなる東方拡大を阻止する狙いがあった。
 ウクライナは深刻な弾薬不足に直面しており、最近は火器弾薬類等の供給が滞る兵站線の維持が細くなっている一部戦地からの撤退を余儀なくされた。
 
 プーチンの独裁政治を継続させる大統領選挙が3月に実施されることから、戦果を作り出すためロシアの猛攻撃が行われている。
 また、プーチンの独裁体制への批判勢力は情報機関を使った圧力などで封じ込める姿勢は露骨だ。核弾頭やミサイル技術の提供などで北朝鮮からの火器弾薬類の提供やエネルギーの提供を受けている中国などを巻き込んだ、さらなる独裁者の帝国的野心の序盤に過ぎないのではないかとの懸念がある。

 スウェーデンのNATO加盟は、批准文書が米国務省に預けられてから数日以内に最終決定される予定。  

 これまで200年もの間、戦争を回避するためあらゆる中立を追求してきたスウェーデンにとってNATO加盟は生存権の確保を優先した重大な変化を意味するものだ。
 同国の申請に対し加盟国は総じて歓迎を表明したが、ここに至るプロセスは平たんではなかった。 

 トルコは国内のクルド問題もあり、長い間譲歩を要求し、米国から戦闘機売却に関する約束を取り付け、1月にようやく批准した。
 ハンガリーのオルバン首相は、最後の国にはならないと表明していたにもかかわらず、同国はロ足とのエネルギー供給が遮断されるリスクの回避などが整わないため、最後まで承認しなかった。

 クリステション首相が先週、ハンガリーを訪問すると、オルバン首相は姿勢を軟化させた。
 オルバン氏が信頼構築のためと表現したしたこの訪問で、両国はハンガリー空軍へのスウェーデンの戦闘機売却について合意したことも要因のひとつだ。

   
posted by まねきねこ at 06:58| 愛知 | Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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