ニューヨーク地区連銀のウィリアムズ総裁は22日、アクシオスのインタビューに応じ、景気は正しい方向に向かっていると指摘し、年内に利下げを実施するのが適切になる可能性が高いと述べた。
また、インフレ率が金融当局の目標である2%に向けて低下し続けるのを当局は確認したいと考えていると語った。
このインタビューは23日に公表された。
同総裁は「ある時点で、景気抑制的な金融政策を巻き戻すのが適切になると考えており、恐らくそれは年内になるだろう」と発言したうえ、「それはデータを分析し、インフレ率が低下しているだけでなく、2%の長期目標に向かっているとの一貫した兆候を確認してからだ」と続けた。
1月中旬には、投資家や一部のエコノミストは連邦公開市場委員会(FOMC)が3月19ー20日の会合で利下げを開始すると予想していた。
ただ、それ以降は早期かつ急速な利下げの期待が大きく後退。1月の雇用と物価の指標が予想を大幅に上回ったため、初回利下げの予想は6月あるいは7月に後退した。
ただ、それ以降は早期かつ急速な利下げの期待が大きく後退。1月の雇用と物価の指標が予想を大幅に上回ったため、初回利下げの予想は6月あるいは7月に後退した。