ソフトウエア大手の米マイクロソフトが計画する半導体の自社開発事業に、半導体大手の米国インテルが顧客として関わることになった。
パット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)の下で
大胆な戦略転換
を図るインテルは、重要な契約を勝ち取った。
大胆な戦略転換
を図るインテルは、重要な契約を勝ち取った。
両社の21日発表によれば、マイクロソフトは自社設計した半導体の製造に、インテルの「18A」技術を用いる。
ただ、両社は製品の詳細を明らかにしなかったが、マイクロソフトは最近、コンピュータープロセッサーと人工知能(AI)アクセラレーターを自社で設計する計画を明らかにしている。
ただ、両社は製品の詳細を明らかにしなかったが、マイクロソフトは最近、コンピュータープロセッサーと人工知能(AI)アクセラレーターを自社で設計する計画を明らかにしている。
インテルとしては、半導体ファウンドリー(受託生産)の市場で競争力があることを証明したいという狙いがある。
かつて、最新鋭の半導体技術と設備をわがものにしていた先駆者のインテルだが、追い上げが厳しい中で戦略を大きく転換し、ファウンドリー事業をリードする台湾積体電路製造(TSMC)と肩を並べようとしている。
かつて、最新鋭の半導体技術と設備をわがものにしていた先駆者のインテルだが、追い上げが厳しい中で戦略を大きく転換し、ファウンドリー事業をリードする台湾積体電路製造(TSMC)と肩を並べようとしている。
一方、マイクロソフトはデータセンター業務に必要な半導体供給を安定して確保したいと考えており、AIの需要成長でその必要性は高まっている。
自社で半導体を設計することで、マイクロソフトは特定のニーズに合わせて製品を微調整することも可能となる。
自社で半導体を設計することで、マイクロソフトは特定のニーズに合わせて製品を微調整することも可能となる。
マイクロソフトのサティア・ナデラCEOは声明で「当社に必要なのは、最先端で高性能、かつ高品質の半導体だ」と表明したうえ、「だからこそ、インテルと協力できることを非常にうれしく思っている」と続けた。