仏製薬大手サノフィが分離を計画しているコンシューマーヘルスケア事業を巡り、アドベント・インターナショナルやブラックストーンを含む大手プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社が取得を狙っていることが、この内情を知る複数の関係者がメディアの取材で明らかにした。
情報の部外秘を理由に匿名を条件に語った関係者は、ベイン・キャピタル、CVCキャピタル・パートナーズ、EQT、KKRなども買収に関心を示していると続けた。
なお、いかなる取引においても、同事業の価値は約200億ドル(約3兆円)と評価される可能性があると話した。
なお、いかなる取引においても、同事業の価値は約200億ドル(約3兆円)と評価される可能性があると話した。
サノフィは昨年10月、咳止めシロップや痛み止めジェルなどの一般用医薬品(OTC)を販売する同部門の分離を計画していると発表している。
同社のアドバイザーは、希望する評価額が得られれば、事業売却に前向きだとの旨を伝えていた。
同社のアドバイザーは、希望する評価額が得られれば、事業売却に前向きだとの旨を伝えていた。
実現すれば今年最大級のバイアウト案件となるが
大型案件の資金調達
が困難なことを踏まえると、実行は難しいかもしれない。なお、サノフィはいかなる合意においても、同事業の株式を維持する可能性もあるという
大型案件の資金調達
が困難なことを踏まえると、実行は難しいかもしれない。なお、サノフィはいかなる合意においても、同事業の株式を維持する可能性もあるという
この協議は初期段階にあり、買い手候補のPE企業が正式な提案を行う保証はない。
サノフィの広報担当者は、複数の分離シナリオを検討しているが、最も可能性が高いのは資本市場での取引を通じてフランスに本社を置く上場会社を設立することだと説明した。
なお、早ければ今年の10−12月(第4四半期)になると考えていると述べた。
なお、早ければ今年の10−12月(第4四半期)になると考えていると述べた。