米国のバイデン政権は、ウクライナに新型長距離弾道ミサイル「ATACMS」を提供する方向に傾いているとNBCが米国軍事当局者2人を匿名で引用して伝えた。
NBCによると、米国は昨年にウクライナへの中距離ATACMS供給を開始していたが、新型の長距離ミサイルを確保すればウクライナはロシアが占領するクリミアをさらに奥まで攻撃することが可能になる。
しかし、ウクライナへの武器供給に向けた資金支援が不透明なままでは、ATACMSが送られる可能性は低くなる。
米国が保有するこのようなミサイルの在庫は限られ、提供しても必要な数量が備蓄として必要なため、一定数を保有するために補充する資金が必要となると、国防当局者はNBCの取材でに対して語った。
米国が保有するこのようなミサイルの在庫は限られ、提供しても必要な数量が備蓄として必要なため、一定数を保有するために補充する資金が必要となると、国防当局者はNBCの取材でに対して語った。
米国議会上院は先週、数カ月にわたり遅れているウクライナ、イスラエル、台湾に対する950億ドル(約14兆2600億円)の支援法案を承認した。
ただ、法案はまだ下院の承認を必要とし、厳しい展開が予想されている。
ただ、法案はまだ下院の承認を必要とし、厳しい展開が予想されている。