紅海を航行中のベリーズ船籍の小型貨物船「Rubymar」号が、イエメンの親イラン武装組織フーシ派の攻撃で対艦弾道ミサイル2発が被弾、「非常に危険な」肥料を積んでいた船が浸水を続けたため、乗組員は船を捨てて避難した。
警備会社らによると、ルビマールは衝突当時、アデン湾にいてバブ・アル・マンダブ海峡に近づいていたという。
昨年末にフーシ派が紅海で商船への攻撃を開始して以来、こうした避難は初めてのこと。
米国中央軍によると乗組員は近くの港湾に移送されたという。
フーシ派のスポークスパーソンは英国の船舶が「完全に沈没した」との声明を出した。
ただ、船舶の名前や所有者は特定していない。
米国中央軍によると乗組員は近くの港湾に移送されたという。
フーシ派のスポークスパーソンは英国の船舶が「完全に沈没した」との声明を出した。
ただ、船舶の名前や所有者は特定していない。
英国は同艦への「無謀な攻撃」を非難し、同盟国の海軍艦艇が「すでに現場に出動している」と述べた。
この攻撃は、イラン支援のフーシ派がこれまでに行った攻撃の中で最も被害が大きいものの一つであり、西側諸国によるフーシ派の阻止努力がまだ成功していないことを示す最新の証拠となった。
なお、フーシ派は11月中旬以来、紅海とアデン湾で商船や西側軍艦に数十発のミサイルや無人機を発射しており、これはガザ地区でのイスラエルとハマスの戦争におけるパレスチナ人への支持の表明であると主張している。
この攻撃により、多くの海運会社は世界の
海上貿易の約12%
を占める重要な水路の使用を中止している。
米英軍は先月、これに対抗してフーシ派が支配する西イエメン全域の軍事目標への空爆を開始したが成果が直接船舶の攻撃を阻止するまでには至っていないようだ。
ひところ
攻撃が激化してきているようだ。