中国株は春節(旧正月)の休暇から本土のトレーダーが戻る19日、力強い取引再開となりそうだ。
好調な旅行・観光データが低迷を極める本土株に待望の支援材料をもたらすとの期待が高まっている。
本土市場は9日から16日まで休場だった。
投資家は本土以外に上場している中国株の動きに着目する公算が大きい。
投資家は本土以外に上場している中国株の動きに着目する公算が大きい。
香港上場の本土株上昇は、新型コロナウイルス感染症の散発的な流行が見られた前年の春節と比べ、鉄道利用が61%増えたというデータが好感された。
また、オンラインのホテル予約や、フードデリバリー大手の美団に関係する支出も大きく伸びた。
また、オンラインのホテル予約や、フードデリバリー大手の美団に関係する支出も大きく伸びた。
また、マカオは10日に始まった連休の最初6日間で100万人を超える観光客が訪れたと報告した。
これはピークシーズンの日次データが入手可能となった2017年以後最高で、本土からの観光客が全体の77%を占めている。
これはピークシーズンの日次データが入手可能となった2017年以後最高で、本土からの観光客が全体の77%を占めている。
香港市場では14日に取引が再開された。
香港上場の本土銘柄から成るハンセン中国企業株(H株)指数は以後、5%近い上げとなっている。
米国のナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数は16日終了週に4.3%上昇している。
本土株がこうした値上がりを追いかけるとの思惑が働きそうだ。
香港上場の本土銘柄から成るハンセン中国企業株(H株)指数は以後、5%近い上げとなっている。
米国のナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数は16日終了週に4.3%上昇している。
本土株がこうした値上がりを追いかけるとの思惑が働きそうだ。
経済全体がデフレと不動産危機に苦しんでいるにもかかわらず、中国で最も重要な連休とされる春節の消費パターンは消費の活発化を示唆している。
市場関係者は、一連のポジティブなデータが少なくとも短期的には株価を押し上げ、投資家心理を改善させたい当局の取り組みに手を貸すことになると予想している。
ただ、経済の苦境が深刻化する中での反発の持続性には大きな疑問が残る。
ただ、経済の苦境が深刻化する中での反発の持続性には大きな疑問が残る。