1月の米生産者物価指数(PPI)は
前月比+0.3%
と上昇市場予想(0.1%上昇)を上回る伸びを示した。
PPIの上昇は、病院の外来診療やポートフォリオ運用などのサービス部門の価格上昇が影響し、根強いインフレ圧力を浮き彫りにした。
と上昇市場予想(0.1%上昇)を上回る伸びを示した。
PPIの上昇は、病院の外来診療やポートフォリオ運用などのサービス部門の価格上昇が影響し、根強いインフレ圧力を浮き彫りにした。
サービス価格は0.6%上昇し、昨年7月以来の大幅な伸びとなった。
食品とエネルギーを除くコアPPIは前月比0.5%上昇、前年同月比では2%上昇し、ともに市場予想を上回った。
財の価格は0.2%低下し、4カ月連続のマイナスとなった。
財の価格は0.2%低下し、4カ月連続のマイナスとなった。
変動の大きい食品とエネルギー、貿易サービスを除いたPPIは0.6%上昇し、ここ1年で最大の伸びを示した。
生産過程における比較的早い段階での物価を反映する中間財のコストは、エネルギー価格の下落を反映し、4月連続で低下した。
食料品とエネルギーを除いた中間需要の加工品は0.3%上昇し、2022年5月以来の大幅な伸びとなった。
食料品とエネルギーを除いた中間需要の加工品は0.3%上昇し、2022年5月以来の大幅な伸びとなった。
13日に発表された1月の米消費者物価指数(CPI)でも市場予想を上回る伸びを示した。
今回のPPIは、インフレが十分に収まったと金融当局が確信するまで、利下げは見送られるとの見方をあらためて後押しする可能性が高い。
今回のPPIは、インフレが十分に収まったと金融当局が確信するまで、利下げは見送られるとの見方をあらためて後押しする可能性が高い。
官民のエコノミストらがPPIを注視するのは、いくつかのカテゴリーが個人消費支出(PCE)価格指数の算出に使用されることが一因となっている。
米金融当局はPCE価格指数をインフレ目標の基準にしている。
なお、1月のPCEは今月29日に発表される。
米金融当局はPCE価格指数をインフレ目標の基準にしている。
なお、1月のPCEは今月29日に発表される。