ロシア軍とウクライナ軍の兵士らは木の棒やタイヤで対人地雷を爆発させる様子を撮影した動画が公開された。
21世紀の戦場で地雷除去は今も安全第一の方法とは言えない非常に原始的な方法で行われている。
21世紀の戦場で地雷除去は今も安全第一の方法とは言えない非常に原始的な方法で行われている。
米ビジネスインサイダーは7日(現地時間)、テレグラムやX(旧ツイッター)を通じて公開された動画には、ロシア軍兵士が木の棒などを使って地雷を爆発させる様子が撮影されていたと報じた。Xに掲載されたある動画にも兵士が木の棒で地雷をたたく様子が映っていた。兵士は地雷を除去する装備や特殊保護装備などは持たず、地雷のすぐ近くに座りながら地面をたたいた。すると地雷が埋められた場所で爆発が起こった。この動画をアップした人物は「ロシア軍兵士はルハンシク州で地雷を短い棒でたたきながら除去している」と説明した。
また、別の動画ではロシア軍兵士が地雷を爆破させるため、長い棒で繰り返し地面をたたくが何の反応も起こらない様子が撮影されていた。
周囲の兵士らが別の方法や道具を使うよう声をかけると、兵士らは地雷付近に丸太を転がした。動画の最後の部分で地雷は爆発した。
周囲の兵士らが別の方法や道具を使うよう声をかけると、兵士らは地雷付近に丸太を転がした。動画の最後の部分で地雷は爆発した。
専用の装備などを持たず危険を冒しながら地雷を除去するこれら戦場での実情はウクライナ軍兵士も同様だ。
昨年7月ごろにあるテレグラムチャンネルに掲載された動画では、兵士がわずか数メートル離れた場所にタイヤを投げ地雷を爆発させる様子が撮影されていた。
投げたタイヤが道路に触れると同時に地雷が爆発し、爆発直後に兵士は体に破片が付いていないか確認するかのように脇腹を触ったが、この動画がいつ、どこで撮影されたかは不明だ。
昨年7月ごろにあるテレグラムチャンネルに掲載された動画では、兵士がわずか数メートル離れた場所にタイヤを投げ地雷を爆発させる様子が撮影されていた。
投げたタイヤが道路に触れると同時に地雷が爆発し、爆発直後に兵士は体に破片が付いていないか確認するかのように脇腹を触ったが、この動画がいつ、どこで撮影されたかは不明だ。
兵士らは長い棒、ロープ、かぎ、ガラス繊維の棒や時には動物の死骸などを使って地雷を探しているとも伝えた。
ウクライナ戦争において地雷が、占領地を確保し攻撃を防ぐ目的や戦線離脱する際にロシア軍により大量に使用されている。
ロシア軍が数えられないほど大量の地雷や爆発物を設置したため、ウクライナは世界で最も地雷が多く埋められた国になっており、軍人や民間人の死傷者がすでに数百人に上るとウクライナは主張している。
ロシア軍が数えられないほど大量の地雷や爆発物を設置したため、ウクライナは世界で最も地雷が多く埋められた国になっており、軍人や民間人の死傷者がすでに数百人に上るとウクライナは主張している。
ロシア軍の大規模構成で占領され、前線への好機による地雷投下などから、ウクライナでは国土の約3分の1に相当する17万4000平方キロメートルに潜在的に地雷や不発弾が残っているとみられる。
ウクライナ軍参謀本部は昨年11月、戦争が始まって20カ月の間に地雷や不発弾が原因とみられる561件の事故が発生したと報告を受け、死者264人、負傷者571人の合計835人の民間人が被害を受けたことを明らかにした。
ウクライナ軍参謀本部は昨年11月、戦争が始まって20カ月の間に地雷や不発弾が原因とみられる561件の事故が発生したと報告を受け、死者264人、負傷者571人の合計835人の民間人が被害を受けたことを明らかにした。
昨年世界銀行は「ウクライナの地雷除去には370億ドル(約5兆5000億円)以上が必要」と試算したが実際に地雷が埋められた地域はあまりに広範囲で、完全に除去するのは不可能との見方もある。
ひとこと
ムービートラップ地雷などではなく、旧式の地雷であり除去には人海戦術での対応となる。
そもそも、不発弾を見れば日本でも第2次世界大戦時に米軍による投下でや砲撃で未だに工事現場等で見つかっており、除去は手間隙かかる存在だ。
ひとこと
ムービートラップ地雷などではなく、旧式の地雷であり除去には人海戦術での対応となる。
そもそも、不発弾を見れば日本でも第2次世界大戦時に米軍による投下でや砲撃で未だに工事現場等で見つかっており、除去は手間隙かかる存在だ。