米財務省は8日、総額250億ドル(約3兆7300億円)の30年債入札を実施した。
落札利回りは予想を下回り、中長期債の需要に対する投資家の不安が和らいだ。
落札利回りは予想を下回り、中長期債の需要に対する投資家の不安が和らいだ。
最高落札利回りは4.36%で、入札締め切り直前の発行前取引では約4.38%だった。
低めの利回りは、トレーダーの事前の予想より強い需要を示唆する。
この1週間の利回り急上昇は米国債入札での需要喚起につながったが
金融政策の先行きは不透明
で価格上昇が妨げられる可能性がある。
7日に実施された過去最大規模の総額420億ドルの10年債入札は最高落札利回りが予想を下回ったが、入札後に値下がりしており、投資家に警鐘を鳴らしている。
低めの利回りは、トレーダーの事前の予想より強い需要を示唆する。
この1週間の利回り急上昇は米国債入札での需要喚起につながったが
金融政策の先行きは不透明
で価格上昇が妨げられる可能性がある。
7日に実施された過去最大規模の総額420億ドルの10年債入札は最高落札利回りが予想を下回ったが、入札後に値下がりしており、投資家に警鐘を鳴らしている。
堅調な入札結果を受け、米国債利回りは一時、この日の高水準から上げ幅を縮小したが、その後、再び上昇した。
過去2年余りで最大規模となった今回の30年債入札は、今週実施された3つの国債入札の最後だった。
過去2年余りで最大規模となった今回の30年債入札は、今週実施された3つの国債入札の最後だった。
米金融当局の利下げ開始時期に投資家が確信を持てない状態が続いているが、需要は良好だった。
新発債供給を円滑にするため市場がコンセッション(プレミアム)を求める中で、入札前の30年債利回りはここ1週間余りで最も高い水準に上昇していた。
米労働省の週次統計で新規失業保険申請件数が予想を下回ったことも入札にプラスに働いた。
30年債のカレント銘柄の利回りは一時5.6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して4.38%と、1月26日以来の高水準に達した。
米労働省の週次統計で新規失業保険申請件数が予想を下回ったことも入札にプラスに働いた。
30年債のカレント銘柄の利回りは一時5.6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して4.38%と、1月26日以来の高水準に達した。